主催は日本地域作業療法研究会(会長川本)である。
今学術集会はコロナ対策でオンラインとなった。
全国から191名の参加があった。

テーマは「コミュニティデザイン論 教科書には載っていない 新たな作業療法の形」だった。
大変面白かった!
地域に入っていくとき「作業療法士や理学療法士、医師などの看板を外す」、
本や飲み物などを間に挟むなど、中距離コミュニケーションの配慮、
地域や訪れる人たちの「ナイーヴさ」にこそ焦点を当てた行動哲学などである。
多様性を支えるには、その人たちが内包する「ナイーブさ」に共感する感性が必要と思った。
共感の感性なき行動は、傍若無人に映るかもしれない。
また、あまりも近すぎるコミュニケーションは、「結束力」は強くなるが「閉鎖的」になりやすい。
組織運営においてもリーダーシップやマネジメントに立つ人は、感性(=感受性)豊かで
なおかつ「結束力」を強めつつ「閉鎖的」にならないようなバランスが求められるようだ。
若い人たちに教えられた、いい一日だった。
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